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野球狂の集うアブない祭典『東京野球ブックフェア2017』に行ってきた。|イベントレポート #01

野球狂の集うアブない祭典『東京野球ブックフェア2017』に行ってきた。|イベントレポート #01

連載
イベントレポート

 

※編集部注:本記事は野球に詳しくないことを売りとして、野球に切り込んでいくライター・本部萌(もとぶ・もえ)視点によるものです。

 

こんにちは

 

毎日が崖っぷちのサヴァイヴァー、

本部 萌です。

 

 

相変わらず携帯も料金未払いで冬眠中

おまけに身に覚えのない弁護士事務所からの入金催促が絶えない日々でありますが、

わたしはげんきです。

元気なので、今日は野球の記事書きます

 

先日、深淵なる野球の世界を余すことなく凝縮した、ていうかむしろ突き進みすぎてとんでもない魔界と化したイベントにお邪魔して参りました。

 

 

そのイベントとは

 

 

東京野球ブックフェア2017。

公式サイトはこちら

 

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“YAQUE”の読者はすでにご存じかもしれないこのイベント。

年に一度開催されるちゃんとした恒例行事なのです。

今年の会場は、世田谷ものづくり学校。

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パッと見マジメな雰囲気醸したイベント名ですが、その正体はというと

いったいどいつがどんな手で入手したんだとも言いたくなる古今東西の野球本や関連グッズを販売する、

 

にわか野球ファン禁制・フリークたちの集結するイカつい祭典なのでありました。

 

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そこに1チーム何人構成かも知らないベースボールヴァージンのわたしが乗り込んだところで当然門前払いかさもなくば金属バットで集団リンチ喰らうんじゃないかとガタガタ震えながら背水の陣だったんですけども

 

一歩足を踏み入れてみるとこれ、

試みが全方位すぎて実に興味深いのです。

 

ほら、何についてもオタクってそうなんですがね、愛情が行き過ぎるとまったく関係のないあらゆる角度からその対象を突き詰めようとするでしょう。

だから実用性皆無、愛以外なにもないオリジナルグッズや研究本なんかもたくさん売られてたりして、オタク臭と熱気で会場がムンムンしてるんですね!!

 

斯くしてガチムチ・ハードボイルドなこのイベントに、

「野球じゃないほうの野球」をコンセプトに掲げる当サイトが駆けつけずして何とする!?!!!

 

 

冥府野球道をゆく

 

会場に訪れた野球フリークたちのその生態は、最近だと地下のライヴハウス等に出没するような類のオタクと比べるとはるかに分かりづらい。

というか、見た感じ至極マトモ、むしろフランクである。

それはシャキリと立った彼らの弁舌から伺える、野球への情熱を普及という形で社会活動に発展させようという意気込みと誇りのせいであろう。

そしてそれなりにごった返す会場の様子からして、こうしたフリークたちは私が思う以上に多く生存しているようだ。

 

客層はというとやはり野球のイベントということで成人男性が多めのようで、そんな中チラホラと見受けるのは父子連れの姿である。

しかし仮に野球少年とは言えども、図らずしてこんなオトナ趣味のディープな世界に引きずり込まれた子供たちの異様な浮きっぷりは、まるで冥府魔道をゆく大五郎の姿を彷彿とさせるのであった。

 

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我が家の大五郎(化けキューピー)

 

 

では、数ある出店ブースの中から「これは!!」という野球道を見せつけてくれたものを、私・本部萌の独断と個人趣味でご紹介していこう。

 

 

カープ命の生活が送れるスケジュール帖

 

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カープ熱が行き過ぎたファンのカオス脳内をきちんと整理整頓すべく生まれた、何とも実用的(彼らにとっては)なこの手帳。

なんと球団公認らしい。すごい。

選手たちのインタヴューや球団のテーマソングはもちろん、カープ女子特集や年間試合スケジュールまで網羅している。

ちなみにそのスケジュールは普通の手帳のように日ごとに書き込みができるスペースもちゃんとあるので、生活と照らし合わせつつカープの予定を見逃すことなく優先できる。

この心配り、まさしくファンの気持ちを余すことなく汲み取った、

「カープファンのカープファンによる、カープファンのためのスケジュール帖」。

 

 

 

ベースボール居酒屋『リリーズ神田スタジアム』

 

 学生にもサラリーマンにもやさしい街・神田に店を構える、マニアからライトなファンまで大歓迎の懐の深さがウリのベースボール居酒屋『リリーズ』さんもブースを出していた。

こちらのお店はピンクがチームカラーのようで、店員さんのユニフォーム(制服)に合わせ、盛りだくさんのオリジナルグッズが所狭しと並べられているブースは完全にピンク一色。

しかも超絶ショッキング・ピンク。

このユニフォームで登板するだけで相手チームを圧倒できそうなくらいマバゆい。そりゃ目の下にクマも書くわ。

私もまんまと圧倒されすぐさまオリジナルTシャツを購入。ジョギングに精が出そうである。意識高い系ピンク。

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ゴールデン街で働いているお店で着てみました。

リリーズ神田スタジアム

私の働く、ゴールデン街の野球バー『ぺんぎん村』

 

文春野球コラムペナントレース2017

 

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ライターの村瀬秀信氏が主催する野球コラム二ストの頂上決戦。

プロ野球の盛り上がりと時を並行して3月末から開幕する模様。

業界屈指のツワモノや界隈の面白プロ人間たちが出場選手としてしのぎを削り、各12球団への愛を胸に書き紡ぐコラムを、一般読者からのHITの数で勝敗を決めようという、ガチガチのガチな野球コラムのG1重賞レース(←)である。

文春野球コラムペナントレース2017はこちらから

ブースではひたすらラーメンをかきこんでいた村瀬氏。てっきり野球を食文化アングルで紹介するブースなのかと思い気安く話しかけた私であったが、手渡された当企画のあまりの真剣(ガチ)っぷりに、心の中で失礼しましたと呟いた…。

ラーメンのラの字もない企画であったことを、そしてヒットもストライクの定義も知らない私が下すたったひとつのHITが、野球コラムの明日を変えてしまうかもしれないことを。

来シーズンは食コラムのペナントレースも是非!!

 

 

 

ガッチャマンヘルメット

 

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♪わーれら~のーわれらの~ダイエーホォ~クス~(ハイっ!!)

 

中には野球の歴史を分かりやすく(だがツッコミ所もちゃんと備えたこのチョイス)教えてくれるこんなものも。

個人的にいちばん心が燃えた!!

ダイエーホークスのガッチャマンヘルメット!!!

野球ヴァージンの私が「つば九郎」と並んで記憶しているもうひとつの知識がコレだ。

今日のみなさんは想像できるだろうか。このフォルム、この目つき、いじらしいことこの上ないこんな出オチヘルメットを、1989~1992年の間、ホークスの選手たちは当然のように被って平和台球場での死闘を繰り広げていたのだ。

たまらなくカワイイ鷹の顔を頭に乗せながら。

しかもこれをデザインしたのはなんとあの三宅一生。いったいどんなテンションでこの仕事を引き受けたのだろう。

私が2歳の頃には廃止されてしまったようだが知識としては残っていた。一家でよく碑文谷のダイエーに通っていたためにダイエーに関しては少々肩入れしていたのだ。

なぜならダイエーが優勝すれば全品2割引になるため通常よりおねだりが通りやすかったからである。

そんな淡い思い出を20年ぶりによみがえらせてくれたガッチャマンヘルメット…!!!

ありがとうホークス!!

ありがとう三宅一生!!!!!

 

 

紙芝居『黄金バット』

 

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「黄金バットって野球のアニメなの?」

 

バットはこうもりです。

金色のこうもりヒーローのあの紙芝居が「東京野球ブックフェア」に現れた!!

野球関係ないのに!!

というわけで、傍にいたどこぞの大五郎(こども)と一緒に鑑賞。

 

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もはやK○Kにしか見えない

 

見事な口上につられ「わっはっはぁ」と盛り上がる子供を前にし、あぁこやつも冥府魔道を行くのだと、この紙芝居がつくられた1930年代から子供たちの中で暴力は正義だったのだと、しみじみと学んだのであった。

もちろん私もちゃんと呼びました黄金バット。「わっはっはぁ」って呼びました。

どこぞの大五郎と一緒に。

 

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ああ、大五郎…まだ三つ……

 

 

とはいえ当時の野球少年たちの青春を感じるグッズの数々には興奮!!

中には『巨人の星』や実況中継のフォノシートまで!!!

名実況を何度も聴くだなんて、しかも安っすいフォノシートだなんて、素敵な時代だ。

「便利じゃない」って、夢があるわ。

 

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いやはや

てっきり野球初心者が近づいてはいけない魔界だとばかり思っていたんですが(まあ魔界には変わりないけれども)

かえって中途半端に野球が好きという人より、全く知らない人や興味のない人間が行ってみたほうが素直に楽しめそうな内容であり、逆に野球に興味が沸いてくるかもしれない。

 

 

何てったってアプローチが全方位なのである。

ここまで来ると、入口はもう野球じゃない(笑)

 

誰しも何かに興味持つきっかけは、全く関係のないものだったりする。

今回の「東京野球ブックフェア」も、

 

あくまでゴールが野球なのであって、

提供するスタートはそれぞれのブースで違っているのである。

 

それは例えば、

「ガッチャマンヘルメット」のようなアイテムのかわいさだったり、

 

まさかの「黄金バット」だったり(?)。

 

そして「好き」が何週もするともう輪廻転生、初心に戻ってさらに愛を深めていくというね、これが人間同士の仲にも使えれば世界はもっと平和になるのに…

 

とも思わせてしまう、

そんな彼らの「初心」が見えるブースの数々が、新たな野球ファンを生むキッカケを作ってくれそうだ。

 

入場するときの背水の陣など帰るころにはどこへやら消えていた。

代わりに私の脳内をループしていたのはあの歌である。

 

 

♪わーれら~のーわれらの~ダイエーホォ~クス~

ハイっっっ!!!!!!!

 

 

(レポーター・本部萌の他の記事は下記からお楽しみいただけます。)

崖っぷちパラシュートガールのノーパン映画レビュー

ネバーエンディングサバイバーの1いいね10円洋楽レビュー

 


 

 

 

 

 

 

執筆者プロフィール

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執筆者:本部 萌

1990年12月26日 沖縄生まれ。東京育ち。
159センチ
スリーサイズ: B70, W55, H90

■活動内容
2013年明治学院大学文学部芸術学科映像芸術学専攻を卒業後、小劇場をメインに下積み女優活動を展開中。アローズプロ所属。
休みの日には映画館と自宅で年間約300本の映画を鑑賞するほぼ引きこもり生活を送る、「映画と結婚した独身専業主婦」。
たまに出るDJイベントでは60〜80年代の洋楽チューンを担当、特に80年代ニューロマンティックをこよなく愛する。
ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター「つば九郎」のフォルムと毒気に惚れ込み、シータの如く神宮球場の空から舞い降りてつば九郎の頭にスカートを被せたい密やかな夢を抱いているが、野球そのものに関しては1チームが何人構成かも知らないくらいの知識。
阿佐ケ谷のミニシアター“ユジク阿佐ケ谷”、新宿ゴールデン街のロックバー“Happy”、野球バー“ぺんぎん村”で働く。

facebook: 本部萌facebook
Twitter: 本部萌Twitter

今週のイベント情報

1週間以内

2014/12/01

19:00~21:00

審判のポーズ練習会 in 代々木講演

記事タイトル

〒151-0052 渋谷区代々木神園町2-1

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自分でやってみることで、審判の大変さを知るイベントです。自分でやってみることで審判の大変さを知るイベントです。

主催:スポーチュア

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19:00~21:00

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06/21

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