野球じゃないほうの野球
「YAQUE(ヤキュー)」

  • facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • RSS
  • HOME

  • 意識高め

  • 【アフリカ】タンザニアで生活してたので日本との共通点を考えてみた(後編) タンザニア甲子園

【アフリカ】タンザニアで生活してたので日本との共通点を考えてみた(後編) タンザニア甲子園

【アフリカ】タンザニアで生活してたので日本との共通点を考えてみた(後編) タンザニア甲子園

タンザニアと日本の共通点、続編!

こんにちは、海外生活4年、ライターの新島絵里奈です。
前回は、タンザニアと日本の食とスポーツの共通点について書きました。
そして今回は「タンザニア甲子園」という野球の大会について紹介していきたいと思います。

↓前回の記事はこちら↓

【アフリカ】タンザニアで生活してたので日本との共通点を考えてみた《前編》食とスポーツtanzania-koshien4

 

甲子園大会といえば、日本では最もポピュラーなアマチュアスポーツ大会のひとつですよね。その名前を冠した大会が、アフリカのタンザニアでも行われているというのは驚きです。いったいどんな大会なんでしょうか。取材のために自らタンザニアに足を運び、その様子を作品に収めたという映像作家さんにお話を伺いました。


kondoh_01

近藤玄隆(こんどう はるたか)
映像作家
1976年生まれ/東京都出身
早稲田大学法学部卒業後、映像制作会社にて経済番組、情報番組などを多数制作。退社後、カナダにて4本の映画を制作。作品は、日本・アメリカ・カナダの映画祭に入選。帰国後、フリーの映像ディレクターとして活動開始。2010年、劇場公開映画「キャッチボール×3」を監督。アフリカのウガンダ、ガーナ、タンザニアで野球の映像を撮影し、YouTubeにて配信中。

──近藤さん、今日はどうぞよろしくお願いします。


よろしくお願いします。

──まず、どんなきっかけでタンザニアに行かれたでしょうか?


そうですね、元を辿れば野球が好きだったことがきっかけですかね。

──えっ、タンザニアなのに野球がきっかけ?アフリカでは野球はマイナースポーツですよね?


はい、確かにマイナーです。でもだからこそのきっかけなんです。2006年にやっていたWBC(ワールドベースボークラシック)に南アフリカ代表が出ていたのを見て、アフリカでも野球をやっていることを初めて知りました。詳しく知りたいと思ってインターネットで調べていたら、『アフリカ野球友の会』というNPO法人の存在を知って、面白そうだったので2007年から関わり始めたんです。そこからは、2008年3月に初めて南アフリカに行って、2009年にウガンダ、2011年はガーナへ、そして今回はタンザニアへ行ってきました。
私はずっと映像の仕事をしているので、アフリカ各地を回って、野球をやっている子供たちの姿を映像に収めています。

──なるほど。野球好きの好奇心に火をつけたといったところでしょうか。では「タンザニア甲子園」も『アフリカ野球友の会』の活動の一環で、ということですか。

p_triggerpoint_nakayama-s_400
はい、そうです。アフリカ野球友の会が現地の人と協力して運営していました。

──実際アフリカ各地に行ってみて、やはり野球の認知度は低かったですか?
p_triggerpoint_nakayama-s_400
そうですね、ようやく教育関係者に認知されはじめたという感じで、多くの大人は知らないと思います。今回「タンザニア甲子園」に参加した選手の中には、周りが野球を全く知らない中野球チームを作った子もいます。引率の先生でさえ野球のことをよくわからずに来たという感じでしたが、子供たちが盛り上がっているのを見て、先生自身も楽しそうでした。今回の大会はタンザニアのマスコミも注目していたので、これをきっかけに野球を知る人が増えてほしいですね。

──認知されていないところからのスタートは大変そうですね。
野球って道具をたくさん揃える必要がありますよね?私の現地での経験からすると、なかなか用具やグラウンドを揃えるのは大変だと思ったのですが。

p_triggerpoint_nakayama-s_400
基本的に用具は寄贈されたものを使っています。企業、プロ野球チーム、各連盟、社会人野球チーム等、様々な方から支援を受けています。グラウンドは学校の校庭が中心で、芝生ではなく、石なんかも転がっています。停電が頻繁に起きたりするようなインフラ環境なので、今のところ支援なしには成立が難しい状態ですね。

1つアウトを取っただけで、優勝したかのような大騒ぎ!


──タンザニアの子供達は日本の子供達と比べると何か違いましたか?

p_triggerpoint_nakayama-s2_350
とにかく感情表現が豊かです。1アウトをとったりフライを捕ったりしただけで、 優勝でもしたのかと思うくらいに大喜びしたり、試合前や試合後に敵味方関係なく歌ったり踊ったりしていたのが印象的でした。

p_tanzania-koshien_02


それからタイムをとったとき、マウンドにバッテリーと内野手だけでなく、外野手まで集まって話し合っていたのに驚きました。

p_tanzania-koshien_01

あとは、あまり個人プレーに走るような子がいないです。というのも指導に当たってる日本人が野球を通して、
“Discipline(規律)”
“Respect(尊敬)”
“Justice(正義)”

という3つのテーマを掲げ、チームプレーに関して徹底して教育を行っているからです。たとえば、審判に対してちょっとでも嫌な顔をしていたらチームメイトが止めに入ったり、エラーをしてもカバーしたり、どんなに周りがエラーをしてもピッチャーは責めたりはしないし、きちんと捕ったら「お前はよくやった」という感じで褒めてあげていました。日本の少年野球だとわがままな子を時々見かけますが、そういう子はいませんでしたね。そのへんは大したものだなと思って見ていました。 他には、交通費が無いから10キロぐらい歩いて練習に行って、練習が終わったら家に帰って親の手伝いをしている子もいるようです。そういう点も「日本とは違うな」と思いました。

──タンザニアの子供達は野球選手として、将来どうなっていきそうですか?

p_triggerpoint_nakayama-s2_350
潜在的な身体能力のある将来有望な選手もいると思います。現在ブルキナファソ出身で日本の独立リーグでプレーしている選手がいるのですが、彼は楽天のオコエ選手より足が速いらしいですよ。ダイヤモンドの原石はあるけれど、それをどうやって磨いていくのか。課題はたくさんあります。メジャーや日本のプロ野球を目標にしている子よりも、野球でオリンピックに出たいと言っている子がたくさんいたことも興味深かったですね。

──将来が楽しみですね。近藤さん、ありがとうございました。

 

いかがだったでしょうか。
近い将来、この大会に出場した子供たちがタンザニア代表として、日本代表と戦うときが来るかもしれませんね。

アフリカ野球友の会

 

執筆者:新島絵里奈(にいじま えりな)
1985年静岡県生まれ / ライター
タンザニアで青年海外協力隊としてセカンダリースクールで数学と化学を2年間教えた。帰国後、日本で3年働いた後、フィリピン、マレーシアで英語を勉強し直し、英国でアフリカ開発を学ぶために留学。卒業後、ポルトガルで1ヶ月キャンプした後、現在はドイツの田舎に暮らし、ライターをしながら、ドイツ語を勉強中。ドイツでの生活を綴ったブログも執筆中。

今週のイベント情報

1週間以内

2014/12/01

19:00~21:00

審判のポーズ練習会 in 代々木講演

記事タイトル

〒151-0052 渋谷区代々木神園町2-1

MAP

自分でやってみることで、審判の大変さを知るイベントです。自分でやってみることで審判の大変さを知るイベントです。

主催:スポーチュア

1週間以内

2014/12/01

19:00~21:00

審判のポーズ練習会 in 代々木講演

記事タイトル

〒151-0052 渋谷区代々木神園町2-1

MAP

自分でやってみることで、審判の大変さを知るイベントです。

野球じゃないほうの野球「YAQUE(ヤキュー)」の意識高めカテゴリの【アフリカ】タンザニアで生活してたので日本との共通点を考えてみた(後編) タンザニア甲子園記事のページです。アフリカのタンザニアに2年住んだ筆者がアフリカについて書かせていただきます。

ページトップへ戻る

野球データベース 野球データベース

野球データベース

最終更新
07/28

日本野球機構(NPB)

YAQUE(ヤキュー)

記事・コラムカテゴリ一覧 記事・コラムカテゴリ一覧

記事・コラムカテゴリ一覧